今日は、本会議がありました。
議案は各議案の委員会付託割案と、
予算特別委員会の設置運営に関する協議でした。
私の所管する環境経済常任委員会では、
明日委員会を開き、議案審議及び2件の請願の
質疑になります。
特に請願につきましては、TPPに反対を求める請願と、
容器包装リサイクル法改正を求める請願となっています。
TPPにつきましては、今メディアでご存知の方も多いとは思いますが、
環太平洋経済協定の略でして(他にも訳語がありますが)
現在4カ国で行われている基本的に関税を撤廃した自由貿易協定
です。そこで、この協定に(協議に)参加するかしないかを決定する
かを検討する必要が生じたわけです。
そのような中、この交渉に反対する旨の請願が提出されました。
私は以前の活動報告で申し上げました通り、TPPに今参加する事は、
大変な被害をもたらすと確信をしていますので、
反対の立場であります。
交渉して駄目だったら途中でやめればいいという意見が
あるようですが、例えば尖閣であのような対応をした政府が、
途中でやめるなどという事が本当に出来ると
思っているのか、むしろ質問をしたいくらいであると
考えています。
明日は、よく挙げられる農業以外についての
点について特に質問をさせていただき、
論点を明確化できればと考えています。
もう1点の容器包装リサイクル法の改正を求める請願ですが、
その中身はレジ袋の無料配布禁止を国で法律化する事を求める
請願となっています。
私は環境意識向上という目的からは、気持ちは分からないではないですし、
実際にレジ袋の無料配布を禁止している国もある事は存じていますが、
万引き(窃盗罪)の問題を始め、国内でも無料配布を禁止した自治体や協会等が
無料配布に戻っている現状がある事、ビニールのレジ袋とエコバッグ(それ自体が
どれだけ持つかにもよりますが)とのエネルギーコストの問題、
また営業の自由の問題等から法整備に関しては慎重な立場でいます。
現在四街道市でも商店会や市で「エコバッグ推進運動」をしていまして、
この取り組みで、意識啓発という点は大事であると
認識していますし、エコバッグそれ自体を否定するものではありませんが、
今請願に賛成する事は、今無料配布を禁止するべきである
と同義ですので、慎重な対応をとらざるを得ないのかなと考えています。
いずれにしましても、請願というものは、真摯に受け止めたいと
考えていますので(当然であると思いますが)、
であらばこそ、なんとなくいい事を書いてあるから賛成であったり、
選挙でお世話になったから(なるから)賛成ではなく、
中身をきちんと精査して判断をしたいと考えています
(当たり前の事だとは思いますが…)。
仮に私が反対をしたら、私は環境の敵となるのですかねぇ
それよりは、過剰包装をやめるような取り組み、
またはレジ袋の素材自体を変えるような取り組み
(海に沈んでそのままであるのは、
正直に申し上げて見ていて気分のいいものでは
ありませんので。レジ袋に限った話ではありませんが)
でしたり他に方法がいくらでもあり、
何が本質か、レジ袋が象徴的に取り扱われては
いますが、そこを見誤ってはいけないとは
感じています。
いずれにせよ、明日の質疑で論点整理をし、
四街道市の決定として取り扱うべきかどうかを
審議したいと思います。