平成22年12月議会一般質問

2011年03月23日

議席3番、会派清流の成田芳律です。
 質問に入るに先立ち、一言申し上げます。9月26日に行われました事業仕分けについて、まず申し上げます。当日私も会場で傍聴しておりまして、そのときに感じたことをご報告させていただきます。まず、四街道市の財政をどのように使われているか、またほかのやり方はないのかという議論を市民の方がわかりやすい形で、さらに具体的に参加するきっかけにはなりましたので、その意味においては有意義であったと感じております。その結果、終了後のアンケートにおいても参加してよかったという声が多かったことからも同様のことが言えると感じております。ここから得られたことは、市民の皆様に行政で行っていることが見えにくい、またそれは議会も同様であると認識しております。そのため今後とも一層財政運営についても理解し、納得していただくことが急務であると考えます。なぜその予算を使うのかという説明責任について、よりわかりやすく、より周知をしていくことが必要であるとも感じております。そのきっかけづくりの一つとなりましたこの事業仕分けという手法は、その意味においては有用であったと感じております。
 しかし、事業仕分けについては長期的な判断が必要なこと、安心安全、つまり市民生活について直接生命、財産にかかわる事項につき、その瞬間で判断することについて、この事業仕分けという手法が適切であるかについて疑問があります。さらに、現場を全く知らず、調書をもとに質疑をしておりまして、そこに具体的な生活者、利用者の声はありませんでした。利用者は必要と言うに決まっている、さまざまな事業においてこのような議論のようなものがなされました。当然です。だからこそ市全体の予算を考えると、この事業はほかのやり方で改めなければならないと、ひざを合わせて話をしなければならないはずであります。そもそも論として、なぜ行政があるのかという点を再認識していただき、議論を進めていただきたいと感じました。
 しかし、そのような中、そうした発言を他市の職員の方がおっしゃっていたことに対しては驚きを隠し切れませんでした。当該市を非難するつもりは毛頭ありませんが、職場としてではなく、公務員として、公務とは何かを意識して勤務していただきたいと感じました。また、議論というには決してそぐわない発言の仕方がなかったのではないかという点も申し上げたいと思います。見る人が見れば恫喝や誘導尋問、またただのストレス発散の場としか感じ取れない口調が時折見受けられました。例えばテレビで時代劇を見る感覚で見ればそれは楽しいかもしれませんが、具体的に今四街道市でそれこそ市民生活に直結する事業を精査する場所であるはずですので、より冷静な議論が求められるはずではないでしょうか。繰り返しになりますが、なぜ行政があるのか、この1点であります。
廃止、民間、継続、見直し、県・国と分かれておりましたが、この点については精査する必要が確かにあります。しかし、簡単に結論を出していますが、県・国とした場合、それまではどのように扱うのか、また市の事業仕分けで結果が出たからと、県・国で当該事業を行う担保はどこにあるのでしょうか。この単純な論理に対し、明確な結論のないまま結論を出すことにいかほどの意味がありましょう。県・国とするには、市単独ではなく、近隣や共通する課題を抱える市町村、つまり基礎自治体で行うには有効性、実効性に難がある場合が求められます。私も後ほど県への働きかけを要望する点がありますが、やはり県下共通の課題でして、市単独ではなく、近隣との連携が不可欠であり、かつ意識の向上を図るために市単独ではなく、広く周知する必要性を感じての県への要望とさせていただく予定であります。
 言ってはみたものの、それをどのように具現化させるか、それこそが問題であるにもかかわらず、結論だけ出してあとは知らぬ存ぜぬ、これが責任ある議論と言えるでしょうか。また、民間でできることは民間で、つまり採算ベースで可能なことは民間に任せるというのはそのとおりと考えております。そして、セーフティーネットとしてしなければならない点は行政で行うということが長い議論を経て確立されてきました。学術論的になりますので誤解を与える点もあるかもしれませんが、ご容赦いただきたいと思いますが、そもそもこのセーフティーネットとは、サーカスの綱渡りをするときに、万一に備え下に用意する網のことであります。綱渡りのプロの中には、この網自体が邪魔になる、失敗しても大丈夫であるという慢心を生んでしまうという考えから外す方もいらっしゃいます。つまり企業において、この網が企業の慢心を生んでしまうという声もあります。事業に失敗しても構わないということは、大変な損失や、ひいては企業の存続そのものをも脅かす要因となります。ですが、なぜ網を用意するかといいますと、だれしもが初めからプロではなく、またさまざまなリスクも存在するからであります。さらに、やってみようとチャレンジする方への補助にもなるからであります。近年企業と行政の中間、いわゆる新しい公が議論されておりまして、この民間という中には、この新しい公も含んでいるとは思いますが、ならばこそ慎重に民間という結論を出した後も事業の引き渡しなどについて議論をしなければなりません。いずれにしましても、安易に結論だけを出すことに対するリスクについて、改めて認識していただきたく考えております。私自身行政のスピードにつきましては、再三申し上げておりますが、それとともに民主主義の時間も含めたコストとのバランスが必要ですので、あわせてご協議いただきたく思います。
また、職員の意識向上という点が以前のご答弁にありました。しかし、実際行われた30の対象事業については、かなりの隔たりがありました。つまり各課において担当する事業数にかなりのばらつきがあったということです。複数の事業を担当する課と担当しない課がありまして、職員の意識向上にそれが果たしてつながっていくことになったのか、疑問が残ります。質疑のやり方はともかくとして、答弁者の答弁に対し、傍聴者、また評価人の方が質問に答えられなく、もしくは質問に対しての答弁になっていないのではないかと感じざるを得ない場面も少なからずありました。正直に申し上げて、私も感じた点はありました。反省すべき点は反省し、改善すべき点は改善する、つまり市民の方々から不安感、不信感が出ることのないようご努力をお願いする所存であります。しかし、果たしてそのために行うことが、あえて言葉を選ばずに申し上げますと、一見ショーのようにも思われる事業仕分けという手法が果たして適切であるかについては再考する必要もあると考えています。そこで、私は再三申し上げているように、このような形ではなく、棚卸しをすることが望まれると考えております。以前の質問で前向きなご答弁がありましたが、より具体的に庁内でも検討していただくことを願います。単品の事業ベースでの見直しは、全体からある種の虫食い状態となり、他事業への影響も考慮しなければ、結果として市民福祉サービスへの影響が懸念されることはかねてより申し上げております。ですので、目的ベース、つまり市民福祉向上のため、未来に向けた四街道づくりのために、ほかの選択肢も加味した事業の見直しこそが必要であると申し上げているのであります。行財政改革特別委員会において、来年度以降も継続するとのことでありましたが、その点につきましても慎重な対応を求めます。
 今回の事業仕分けに際しましては、行革課としてまとめるに当たり、さまざまなご苦労、気苦労があったものと思いますが、市民の皆様に信頼される取り組みがどのような形であるかを確認していただき、今後とも取り組んでいただきたい旨申し上げます。一言と申しましたが、長くなり、さらにあと2項目申し上げまして、質問に入ります。
 国体につきましては、大変お疲れさまでした。無事成功裏に終わりましたことに対しまして、私自身大変うれしく思っております。そのような中、チーバ君が正式に千葉県のキャラクターとなりましたが、これはチーバ君のキャラクターもさることながら、関係各位並びに市民の皆様のご努力、ご協力があってこそであると、この場をおかりいたしまして感謝申し上げます。四街道駅南口の供用開始につきましては、交通渋滞の緩和や、特に通勤、通学時の安全確保の面からもうれしく感じております。市民の皆様からもお声をちょうだいしておりまして、今後とも将来を見据えての計画策定、また実行に取り組んでいただきたいと思います。大変長い一言になりましたが、それでは通告に従いまして質問をいたします。
 今回は、危機管理と安心安全とテーマを絞り質問いたします。1、災害対策について。1、災害時における防災行政無線の現状と対策について。10月20日に奄美大島における集中豪雨がありました。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された方々におかれましては、お見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。この豪雨時における降雨量は994.5ミリメートル、また被害総額は123億6.247万1.000円とされたこの被害時において、大雨により防災無線が聞こえなかったという報告がなされております。こうしたことに対し、市としてはどのような認識を持っているのかについてお伺いします。
2、住宅用火災警報器の設置の現状と対策について。我が国における住宅火災において、警報器の有無によって生存率が大きく異なっていることは統計からも読み取ることができています。その住宅用火災警報器でありますが、これは当市において、平成20年6月2日までの取りつけ義務化がなされています。そこで、現在市内の設置率はどのくらいであるかについてお伺いします。
2、日常生活の安心について。
1、ハクビシン被害の現状と対策について。現在四街道駅におけるムクドリによる被害を初め、市内においてはさまざまな鳥獣による被害が確認されております。そのような中、自然環境保全の見地からも密接にかかわる農業問題として、また良好な住宅環境の見地からも対策が求められるハクビシン被害、一般家庭、農作物、それぞれについて現在の被害や相談はどのようになっているのか、またそれに対してどのように対応しているのかについてお伺いします。
2、スズメバチ被害の現状と対策について。ふだんの生活環境を脅かす生き物としてスズメバチがいます。このスズメバチ被害は毎年報道され、亡くなった方もいらっしゃいます。確かに生態系からも、スズメバチが全滅するとガやチョウの幼虫による農作物被害やその他多くの被害が想定されていますが、しかしながら、日常生活を営むに当たりましては大変危険な存在であります。そうした中、市内におけるスズメバチ被害は何件あり、またスズメバチに関する相談、要望はどのようになっているのかについてお伺いします。
 以上、壇上からの質問といたします。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

Copyright(c) 2010 Yoshinori Narita All Rights Reserved.