平成25年9月一般質問


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2015年11月14日

議席4番、会派新清の成田芳律でございます。まず、議長及び副議長にお許しをいただきまして、資料を配付させていただきました。さくっとつくってしまった関係から、なかなか文言でしたりで不備等があろうかとも思いますが、ご容赦いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、昨日清水議員から議員の質問の連携というところのお話がございました。地方自治における二元代表、この一翼を担うのは個々の議員ではなく議会にあると。ですので、そうした意味からもその議会を構成する構成員の一人として、そのような形を私もしっかりと継承できるように、またそうしたところを発展できるように頑張っていきたいというところは、まず申し上げたいと思います。
それでは、通告に従いまして一般質問を行います。1、生き物による被害について。ハクビシンの被害状況について、家屋であったり農作物についての状況についてお伺いいたします。
また、その調査をどのように行っているのかお伺いします。
そして、その被害対策として講じる予定のものがあるかお伺いいたします。
スズメバチに関してですが、スズメバチに対する市の被害防止策についてお伺いいたします。
また、範囲の拡大もしくは助成、または業者への補助など、以前の質疑におきまして検討をしてみることを依頼いたしましたが、その後について、どのような議論を行ったのか、またそれによる今後の対応についてお伺いいたします。
大項目2、市内公共交通について。市内公共交通について、現状考えている課題、問題点についてお伺いします。
また、今後の対応についてお伺いいたします。
大項目3、まちづくりについて。シティーセールス、シティープロモーションとさまざまな形での議論がなされておりますが、改めてとなりますが、それぞれ何を意味しているのか、確認の意味でお伺いをいたします。
また、具体的にどのようなことをしているのかお伺いいたします。
さらに、課題、問題点と今後の対応についてお伺いいたします。
以上、壇上からの質問といたします。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

◎市長 私からは、第3項目、まちづくりについての1点目、シティーセールス、シティープロモーションにおける認識と取り組みについてお答えいたします。
シティーセールス、シティープロモーションにつきましては、市の活性化や知名度、イメージの向上、市民の地域への愛着の醸成に向け、まちの魅力を発見し、もしくは創出しながら、市内外に向けてさまざまな形で情報発信する活動として捉えております。市では、この活動を将来的な人口構成の不均衡の是正に向け、またまちの活力増進に向け、若年層や子育て世代の流入と定住を促進するための重要な方策であると考えております。
具体的な取り組みにつきましては、新たな総合計画での位置づけを踏まえ、本格的な推進活動に着手してまいりたいと考えておりますが、現在市民の皆様との協働事業として実施しておりますドラマチック四街道プロジェクトや市民団体がアイデアあふれた事業を提案し、自主的に、または市と協力して魅力ある地域づくりを実践するコラボ四街道など、既に市民協働により動き始めている事業もございます。
私からは以上でございます。他のご質問につきましては、担当部長等よりお答えを申し上げます。

◎環境経済部長 私からは、1項目め、生き物による被害についてお答えいたします。
まず、1点目の市内におけるハクビシン被害はどの程度存在するかでございますが、生活環境では数年前から生息情報が市に寄せられており、その内容は夜間に道路や自宅の庭で見かけた、庭やベランダに見なれない動物のふんが落ちている、庭の果樹の実や家庭菜園の作物が食べられた、屋根裏にすみついたなどの相談でした。
次に、農作物では、いんば農業協同組合が調査し、県に提出した報告書によりますと、市内でのハクビシンによる農作物の被害の報告はございませんでした。
2点目、調査についてですが、駆除専門事業者に確認したところ、市内で駆除依頼を受けた件数は24年度で3件あったとのことでした。
3点目、今後の対策についてですが、ハクビシンによる被害対策については、現時点では個人の責任で対策を講じていただく問題と考えておりますが、引き続き駆除専門事業者の無料相談案内などの情報提供を行ってまいりたいと考えております。
4点目、スズメバチ被害対策についてですが、スズメバチを初め、蜂全般に関する相談では、私有地の場合、土地所有者等からの相談には駆除専門事業者情報の提供を行っており、土地所有者以外の第三者からの通報、相談には、市が土地所有者等を調査し、相談内容を所有者等へ伝え、駆除が必要と思われる状況である場合は、所有者等の責任で駆除していただくよう要請しております。
次に、5点目、以前のご質問に対する対応及び今後の対策についてですが、まず駆除範囲の拡大については、庁内関係課で協議いたしました結果、私有地については、引き続き原則として土地所有者等の責任で対応していただく必要があるとの考えでございます。環境政策課におきましては、都市部、教育部等、関係各課と連携をとりながら、注意喚起及び土地所有者等への駆除要請を行ってまいります。
なお、私有地に営巣されたスズメバチの巣であっても、営巣された場所が公共施設に隣接するような場所であって、不特定多数の者がふだんから自由に利用することができ、かつ施設利用の目的に公共性があると認められる施設のように、公共施設に準じるという場所については、現場の状況により、土地所有者等の同意を得て、市で対応してまいりたいと考えております。
次に、駆除への助成につきましては、原則として土地所有者等の個人の責任で対応していただく考えであることや、制度上のさまざまな課題もあることから、さらに調査研究を進めてまいりたいと考えております。
今後の対応についてですが、引き続き庁内関係各課で連携を図りながら、個別の事例ごとに対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
以上でございます。

◎経営企画部長 私からは、第2項目、市内公共交通についての1点目、市内公共交通の現状と課題、2点目、今後の対応及び第3項目、まちづくりについての2点目、課題、問題点について、3点目、今後の対応についてのご質問に順次お答えいたします。
まず初めに、第2項目、市内公共交通についてお答えいたします。市内公共交通の現状と課題でございますが、バス等に関しましては、市内路線の多くが利用者の減少により、不採算となっている状況にございます。市といたしましては、公共交通事業者と協議、調整を行いながら、既存路線バスの再編や新たな交通施策について検討し、効果的かつ持続可能な整備を行っていく必要があると考えています。また、公共交通空白地域等への対応について、それぞれの地域の実情に合った対応策を地域の方々と検討、研究し、公共交通事業者との調整を図りながら、推進してまいりたいと考えております。
続きまして、第3項目、まちづくりについての2点目、課題、問題点について及び3点目、今後の対応についてお答えいたします。観光的資源が比較的少ない本市におきましては、市の魅力を再発見し、もしくは創造していくことが重要になります。そして、再発見した魅力や新たにつくった魅力をいかに効果的に発信できるか、本来の目的である若年層や子育て世代の流入と定住の促進にいかに有効につなげていけるかが課題となりますが、本市の地域資源であります人、緑、子育てを生かしながら、この課題に対応してまいりたいと考えております。特にこれまで培ってきた充実した市民活動を十分に生かしていくことで、市民協働による市が一丸となった魅力の発見、創造、発信が可能になるものと考えております。このため、今後は新たな総合計画にその推進を位置づけた上で、シティーセールスの目的や推進方策、推進体制などを明確に定めたシティーセールス戦略ともいうべきものを作成し、オール四街道で取り組んでいくための仕組みづくりに着手してまいりたいと考えております。
以上でございます。

◆成田芳律 ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問を行わさせていただきます。
1項目めの生き物による被害についてから再質問を行います。先ほどご答弁におきまして、市に寄せられた苦情でしたり相談等々、寄せられた意見の中において、家屋にすまれている、もしくはふん尿がある、さらには農作物が食われているというところのご答弁がございました。それと同時に、農作物の被害がゼロであったと、少々どのような形で行っているのかなというのが率直なところでございます。
それと、またこの点いま一度確認させていただきたいのが、ハクビシンに関しまして、個人での対応をお願いしたいというところはご答弁ございました。それと同時に、情報の提供でしたが、そういった意味で市で対策は行わない、だけれども、情報提供は行う、これはその意味でいけば協議においては協力ではございません。そこら辺の位置づけでしたり、市として一義的に所有者で対策を講ずるものというご認識であると、それは理解はできました。ですが、それとともに、市としても協力して対策を講ずるべきものであるというご認識であるのかどうか、もう少しお伺いさせていただければと思います。

◎環境経済部長 お答えいたします。
生活環境の被害対策につきましては、所有者等、個人の責任において対策を講じていただく必要のある問題と考えておりますが、市といたしましても駆除専門業者の無料相談案内等の情報提供を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
また、農作物被害対策につきましては、ハクビシンに限らず、カラス等の有害鳥獣対策は個々の農家で防鳥網などの対策を講じていただいている状況でございますので、同様の対策を講じていただくようになると考えておりますが、広範囲に被害が及ぶ場合は、県、JAいんばなど関係機関と連携いたしまして、対策を検討していきたいと考えております。
以上です。

◆成田芳律 広域的な対応が必要だというお話でございましたのは、私もそのとおりだと思っております。詳しくは本日配付させていただきました資料に沿ってというよりは、ごらんいただければというところでございますので、よろしくお願いいたします。
先ほどの調査、被害状況の把握、これに関しまして、いんば農協さんで県にその報告をしているというところでございますが、いんば農協という形が主体となりますと、やはりどうしても農家の方が調査対象の主たる方になってしまうのかな。つまり市域全体、特に団地、最近ですと空き家にすまれてしまったケースというのも市に話はいっているかと思いますが、そうしたところへの調査が及んでいるのかどうかお伺いさせていただきたいと思います。

◎環境経済部長 いんば農業協同組合の調査は、議員仰せのとおり、あくまでも農地の農作物の被害調査でございますので、団地等の調査というところは含まれておりません。
以上です。

◆成田芳律 では、その被害の状況を適切に把握するからこそ、適切な対応ということを講じることが可能かなというふうに考えております。そうした考えから、今現在そうしたところに調査が及んでいないというところでございますので、そうしたことに対応するべく、調査のやり方につきましても検討するご予定がございますか、お伺いさせていただきたいと思います。

◎環境経済部長 お答えいたします。
生活環境被害対策につきましては、先ほどもご答弁いたしておりますけれども、原則個人の責任において対策を講じていただく必要があるものと考えておりますので、現行では特に調査は考えておりません。農作物被害対策につきましては、現行のJAいんばによる被害調査で問題はないものというふうに考えているところでございます。
以上です。

◆成田芳律 一義的には、後ほどのスズメバチの件でも申し上げさせていただきたいと思いますが、民事不介入、これは大原則です。物によってはいいのではないかという意見があったとしても、乱用される危険性を考慮して、そうした前提というものは当然守っていかなければいけないことはあると。ただ、一個人で対応がそれで十分できるかどうかというところを踏まえていくと、空き家のときから私が大変論点のキーワードとして取り扱わせていただいております外部不経済といった観点からいくと、一個人で対応するというのはわかります。ただ、それに加えた形での対応というものは経済用語になってしまいますけれども、外部不経済というのは。ただ、そうしたところでいくと、今度はそれこそが行政の出番にもなるのではなかろうか。例えば個人で対応をお願いすると、それはわかりますと。ただ、ではそれで終わりでいいのかというのが先ほどセンターへの連絡先を教えるでしたようなさまざまな情報提供。この情報提供というところ時点は、少なくとも現状でいいのかなという点については議論の余地は十分にあるのではなかろうかと。
さらに、実際事実といたしまして、先ほどのご答弁のとおりに被害、また相談の問い合わせというものが、恐らく件数自体はお伺いしませんが、年々増加しているのかなということは容易に推察できるところでございます。さらに申し上げるならば、今後さらに増大していくことも同様に推測することは可能であろうということでいきますと、その対応が、相談に来て意見があった、はい、終わりというわけにいかないと思うのです。そうした意味から、では本当にどれだけの被害があるのかというところが適切に把握できているのかいないのか、特に空き家がふえている状況、団地内にも生息域を伸ばしている。調査していないけれども、そこは本当に個人でやってもらっているのだからいいのだ、この点については、いま一度、先ほどご答弁の中でもさらに調査研究を行っていくというところがございましたので、その調査のやり方、調査するかしないのかも含めてになりますが、この場合ですと。その点についてご協議をいただきたいと、このように考えております。
調査をしていただければ、被害というものは、それがカラスによるものなのか、またそれ以外のものについて、何による被害だからというのはそこまで問題なのかなと。一方ではあり得ます。というのが、被害を受けている実情、実害という観点からいくと、それの原因となるものの中には当然ハクビシンというものも入っているであろうということからも、その対策についてもご協議いただきたいと、このように考えておるところでございます。
実際四街道市内のみで生活しているわけでもございませんので、ハクビシンに限らずですが、そうした被害というのは近隣でも同様な話というのは出ていると思います。そこで、近隣市町村でも結構ですが、近隣においてどのような形で、何かハクビシンに関することに対しての連携等を行っておるのか、もしくはそうしたことを行う予定があるのかお伺いいたします。

◎環境経済部長 お答えいたします。
被害状況ですとか対策等につきまして、情報交換というところは行っているところでございます。
以上です。

◆成田芳律 情報交換というのは大変重要なことだと思っております。というのは、これも後ほど触れさせていただきたいと思いますが、シティーセールス、シティープロモーション等々というところにおいても情報というところの比率をどのように重きを置くのか、またやり方、手法というところからいくと、取り組み方、また情報の共有の仕方、知っている情報の中身というものが大変重要になってくるかと思います。
ただ、繰り返しになりますが、相談を受けたものはある、その中においては、ハクビシンの被害という形での質問をさせていただきまして、その中において、そうした相談はあるが、被害はゼロ、これなかなか納得できるものではないのかなという気がするのが率直な感想でございますので、結論から申しますと、私がハクビシンに関して、まず庁内で特に検討していただきたい点が2点ほどございます。1点目といたしましては、実情をきちんと調査してみたらいかがかというところでございます。いんば農協がやって、それで県に報告して、だからいいのだというものでいいのかというのは、先ほどこれも繰り返しですね。そうした相談、要望、苦情等々というものが上がっておるというところでございますので、その必要性、有用性について調査をしてみることについての是非をお願いをいたしたいというところがまず1点。
もう一点といたしましては、実際それで基本的には民地でございますので、なかなか対応は難しい、それは重々承知はしております。その中においては、ただ実際害が出ている以上、何かしらの対策講じないとねという場合におきましては、有害鳥獣認定ではございませんので、捕獲なり何かしらのことをする場合においては、結構面倒な書類を県に提出して、捕獲計画、その手法等々といったところを届けなければいけない。つまり管轄が今のところ県にあるという状況になっております。ハクビシンという動物ですから、四街道市内だけで飲み食いするわけでもないですから、その連携というところをもとに、県で本当どうするのだというところをもう少し、今県なんかでも情報の提供というものは行っているのは存じておりますが、実害に対してどうするのだというところにおいて、では仮にそれで議論の結果、情報の提供であったとしても、皆さんがそんな一々、では勝手に網つくってくださいねとか、かごつくって捕まえてくださいねというのは、それはちょっと乱暴ではないかなという気もいたしております。というのは、千葉県は酪農大国でもありますし、そうした意味からも四街道市においても自然環境豊かな、これが意味する自然環境というのは原野というよりは、むしろ田畑であったり、一定程度以上の整地されておる山林といったものがそれに該当しているのではないかということからすると、その保全という見地からいくと、対応することについて一定の余地はあるのかなというふうに考えておりますので、この2点についてご検討いただきたいと、このように考えております。
スズメバチに関してですが、スズメバチに関しては、本日配付させていただきました資料のちょうどそれぞれ別建てになっていますが、ページ数は振っていませんので、まず申しわけございませんが、スズメバチは誰が対処するべきかという頭のところをその次めくっていただきますと、スズメバチは所有物ではないというところで記載をさせていただいております。法的な位置づけとして、スズメバチというのはどういうふうに考えていけばいいのかというところで記載をさせていただいたところでございまして、法的には現状、蜂に刺されたとしても、それは表現としては適切かどうかわからないのですが、泣き寝入りという状況になってしまわざるを得ない状況であると。
ただ、それと同時に、スズメバチの危険性ということは皆さん共有できているのかなという点がございます。実際財源の問題というのが先ほどの繰り返しですね。行政として、民有であったり、そうしたところにどこまで税金を投入するべきかと、その範囲をきちんと議論していく必要性があると。この点に関しては、再質問は用意しておりましたが、今後とも調査研究をしていくというご答弁ございましたので、この点については再質問は行いませんが、ナンバー3のところ、同じくスズメバチで想定される対策というところで、行政による一括対応、一部助成、個人負担で現状、市ではご答弁の中におきましては個人負担でお願いをしていると、それ以外にもいろいろなやり方がありますよと。ただ、いずれにせよ、それぞれこれをやれば完全だというものではなく、それぞれにおいて批判というものも出てしまっておるというところがございます。
ただ、2枚めくっていただきまして、課題といったところになりますが、万が一ということが当然起こり得ます、スズメバチというのは。というのは、本当にもう異常気象という表現が使われたのかな、ことしというぐらい気温が大変な状況でございまして、一部においては、これが四街道に該当するかはわかりませんが、スズメバチの個体数も大分ことしは多いのではないかというような情報もございます。そうした中でいくと、そのとおりの万が一というものが起こり得る可能性は十分にあると。そのときに、現状、市で行っているのはこうです、ただこういうことが起こったではないかと。
例で言えば、いい悪いとかその中身についての是非の問題ではないですが、例えばそれが放射性物質、放射線量といったところの対応というのもやはり本来的には市の業務ではございません。というのは、もともと専門の職員を用意しているわけでもありませんでしたし、そうしたところからいくと、事例をもとに今回でいけばスズメバチに刺されてしまって万が一が起こってしまった場合、これは当然その感情も含めて、そうした危険予見性も含めて、十分把握している中において対応しなかったのは市にも一端の責任があるのではないかという声も起こることは、それがいい悪い、正しい正しくないの問題ではなく、そうした声は起こるであろうということは容易に推測できると思うのです。ですので、そうしたことがあるということを含めて、どのように行政として行っていくのか。つまり万が一が起こった場合においてもきちんとこれだけの議論をして、いろんな中でこうしようとしてもこういう批判が起こるというところをきちんと徹底的にやっていただいて、そうした意味でこういう場合で毅然としたというのも何か余りよろしい表現ではないですが、きちんとこれだけのことをやって、行政で活動しているわけだから、こういった事態にはなってしまったがと、むしろ言えるぐらいの状況ではないと、言葉選ばなく言えば、なし崩しということはあり得ますので、そうしたことを踏まえて、徹底したご議論をお願いいたします。
実際四街道市、佐倉市、千葉市及び成田市のそれぞれスズメバチに関する助成であったり考え方についてのホームページのところを引っ張らせていただいたものがございます。割合でいきますと、全国的に助成は行わず、個人でお願いしているというケースがございます。ただ、成田市の事例というものが、ではどのように行われているのかというところも含めて、しっかりとした議論をお願いします。
細かい点になりますが、四街道市の蜂の巣の駆除についてというところですが、市では蜂の巣は駆除は行っておりません。これ厳密に言えば公共施設であったり、そこに公共性の高いところは行っているよというご答弁がありますし、実際にそれで活動しているところもございます。それでいくのであれば、千葉市で書かれているような形での表記の仕方のほうが、より適切なのかなと。市では全く行っていないよというのと、いや、こういったところ以外はお願いしているのだよというのでは若干意味合い違いますので、その点ご確認いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
公共交通に移らせていただきたいと思います。本日配付させていただきました資料の後ろから2枚目、9月7日に時刻表を撮影させていただきまして、亀崎線といえばいいのでしょうか、率直な感情として、これ帰りどうするのだという気がいたしました。1日、片側といえばいいのかな、10時22分、その反対方面が10時30分の1日1本ずつという状況になっております。これはバス路線が通っていると、言葉としてはそれで合っているとは思うのですが、ただそれはそのままバス路線ちゃんと通っていますよという位置づけでいいのかなという気はいたします。そこで、市といたしましては、この地域に、この路線につきまして、きちんとした路線という認識であるのか、もしくは交通不便地域ないしは交通空白地域というふうに捉えているのか、どのように捉えていらっしゃるのかお伺いいたします。

◎経営企画部長 1便だけ通っておりますので、空白とは言えないと思いますけれども、実質的な空白と私も感じます。
以上です。

◆成田芳律 ありがとうございます。実質的な空白というところで、ほとんど同じような感触を受けておるところでございます。この点について、認識はお伺いできましたので、何かしらの実質的な空白地域におきましての活動を行っておるのか、つまり便数、これではまずいだろうでしたり、何かほかの手だてを講じようという状況であるのか、そこら辺お伺いさせていただきたいと思います。

◎経営企画部長 このご質問の例として挙げられた亀崎線につきましては、昨年10月に千葉内陸バスから減便の意向がございました。市から便数維持の要望書を提出いたしましたけれども、利用者が少なく、また大幅な赤字を計上しておりますことから、経営上やむを得ない措置として本年4月から平日、このような先ほど申しました一歩実質的には空白に近いような状況になっております。このような状況におきまして、沿線地域の詳細なニーズを把握した上で、ダイヤ改正等の改善、対応等を公共交通事業者と協議していきたいというふうに考えております。
以上です。

◆成田芳律 なかなかこれも相手があるということでございますので、簡単にはいかないとも思いますが、ただ少なくともご答弁で実質的な空白というところでご答弁ございましたので、そういう思いでいただいているのだなという点においては、その意味ではよかったかなと感じています。
ただ問題は、そういう認識であるよと、そこで終わりではないわけですから、きちんとしたいわゆる交通弱者という形に当然これどういう意図でこの時刻表になったのかというのが正直どうなのだろうなという気もしていますので、ここに限らずですけれども、改善できるところからしていただきたいというふうに考えております。
この路線に限らず、市内におきましては、再三さまざまな形、またさまざまな方から、同僚議員からもご議論がなされておりますが、多くの交通不便地域ないし空白地域というものがございます。その中においては、今まであったけれども、ダイヤ改正であったり路線の変更等々によって新たな問題も生じてくる。さらには、宅地の造成や人口構成、また生活環境の変化等々によっても、そうした形ではいろいろ変わってくるといったことはございますが、市ではこれも以前は質問はさせてはいただいておるところでもございますが、既存の路線を前提として、今問題となっておるところを逐次改善していく形で持っていくのか、であったり、これはあくまで一例ですけれども、タクシーが免許の返納した方に対して助成等々といったところがありますので、そうしたところと関連づけをして、公共交通といったものを担保していこうというのか、もしくは本当にもう真っさらな形で公共交通というものをどこに位置づけて、どのように対応していくのかというところを徹底的にやっていく必要があるのかと、そのあたりのところでどのような形で市としてはご認識なさっているのかお伺いいたします。

◎経営企画部長 先ほど壇上でもご答弁申し上げましたが、市内の多くのバス路線が不採算でございます。また、今後既存路線バスの再編を検討し、整備を行っていく必要があると考えております。また、既存路線バスでは対応が難しい地域につきましては、それぞれの地域特性等を踏まえまして、個別に方策を検討してまいることになるわけでございますが、地域の皆様とともに方策や計画等を考える過程を通じて、持続可能な地域交通を確保してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。

◆成田芳律 ぜひよろしくお願いいたします。
ここで1つ、庁内でぜひ検討してみていただきたい、また検討する有効性はあるのかなという点を1点ご紹介させていただければと思います。交通不便地域であったり空白地域、こうしたものは解消を図ろうというところに重きを置けばおくほど、その点につきましては重々ご存じだと思いますが、やはりデマンドということが不便地域、空白地域の解消に当たっては、その効果が高いということはご承知のところであると思います。
ただ、導入に当たりましては、それでさまざまな方式ありますので、実際利用者の方が使い勝手がよくわからぬというところと認知不足であったり、まだまだそれ以外にも費用ですね。一番まず初めに問題点として挙げられるのがというのがございますが、ただそれとともに不便地域、空白地域をなくしていくということをより高く設定するのであれば、現状であればデマンドという手法に機能せざるを得ないというところがございます。
さまざまな事例、これもさまざまな情報は入手していらっしゃると思いますが、デマンドで導入している自治体の地域といった範囲を見ていただきますと、割と四街道市の市域とさほど変わらない大きさであるという点も結構あるというのがございます、まず。デマンドで検討する際におきましては、今既存の路線があって、そこの空白になっている、もしくは不便地域となっておるところのブロックとして導入を検討するというのが基本的なデマンドに関する調査研究になっておるところでございますが、四街道の市域から申し上げましても、その市域全体でデマンドというものを導入することというのはそんなには難しくない。つまり1階建てにデマンド交通というものは四街道市で走ってもらう。その2階建てとして、採算のとれるところをバス路線で持っていってもらう、この考え方を行っていけば、その意味では余り民業圧迫というのはそこまでは露骨な形にもならなく、場所によってはデマンド交通をやったら、タクシー業界に民業圧迫になるのではないかという議論も結構出ています。ただ、そうした導入しているところでいきますと、余りその意味でのそこまで収益が下がったわけではないというところも出ておりますので、そこもあわせて2階建てで検討してみるということは一度やってみるとよろしいのかなと。そうすると、ブロック分けするよりも、かえって費用が全体としては安上がりになると。それでいて交通不便地域、空白地域がなくなっていくのではなかろうかというところでございますので、よろしくお願いします。
最後、1分なので、一番最後のところでシティーセールス、私がこれ本当うまくいっているなと思ったのが流山市さん、「母になるなら、流山市。」というところでシティーセールス戦略プランというのをやっております。これ気をつけていただきたいことは、本当にターゲットを絞っていただきたい。いろんなあれもこれもというのが出てくると思いますが、絞るからこそ効果が発揮できるというところがございます。
もう一点、戦略プランというのを立てた場合において、本当にそれに沿っていくのか、ただの基本計画の実施計画になるのか、この点にご注意いただきたいと思います。
以上でございます。

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