平成21年12月議会一般質問2


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2010年08月31日

◆成田芳律議員 ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。
  1の財政問題の①、地方債の起債についてですが、健全化法によりまして各自治体の財政状況が今までよりわかりやすく可視化されることとなりました。そして、今後は財政力の弱い自治体から財政力の強い自治体へ、またサービスのよりよい自治体への人口流動も想定されることとなります。今回地方債につきまして質問させていただきましたのは、財政問題という項目ではございますが、市民力の掘り起こしという観点からさせていただいております。まず、地方債の起債について、その根拠法がご答弁の中にもありましたように地方財政法5条がその規定についての条文でありますが、その中身につきまして地方公募債、銀行等引き受け債がありますが、それらにつきましてまずどういったものであるのか教えていただきたいと思います。

◆成田芳律議員 ありがとうございます。今回今ご説明いただきました、特に住民参加型公募地方債という観点から質問をさせていただきたいと思います。
  この住民参加型地方公募債というのは、ミニ公募債という呼称もあるように、地方債の個人消化、資金調達の多様化、住民の地域参画意識の高揚を図るために2001年度から導入され、その趣旨から当該自治体の住民を対象とし、防災や福祉、教育施設など地域住民への事業への参画意識が高まるよう事業に充当するのが望ましいとありますが、また発行対象及び対象事業を特に限定する必要がないともされております。国内の自治体におきまして行われておりますミニ公募債は、ご説明ございましたように公共施設、教育関係が多く、近年ですとやはり耐震化補強が目立つ形となっておりますが、あくまで市政運営に参加するきっかけづくりということを目的として、額も含め大きな事業ではなく、小規模で済み、かつ市民の皆様が望み、その結果がわかりやすい事業の精査を行うことで参加意識の向上が図れるのではないかと考えております。例えば開発許可等の問題もありますが、自然公園またはそういった環境のある場所でのプロムナード、遊歩道の整備をすることにより、緑と触れ合う、こういったことも可能になるのではないかと考えております。また、あくまで例えばなのですが、ベビーカーの貸し出しをすることによって子育て支援の一助になるように、そうしたことを行ってみることに対しての検討をしてみるのはいかがか。さらに、先日までの質疑の中で校庭、園庭の芝生化について要望をさせていただいておりますが、これに関しての特に問題となることがご答弁の中で芝生の維持管理費についてというのが大きなネックになっているという点も伺いました。この維持管理ということに関しましては、地方債の発行意義の中の一つであります世代間格差の是正、こうした点からも教育施設という点から長きにわたり使用されるものでありますので、検討してみる価値はあるのではないか、このように考えております。当然地方債ですので、利率の問題でしたり、起債せずとも事業を行える、そういった場合におきましては、その意味では予算の無駄になるということもございますが、起債をするということ自体を四街道市の戦略的な投資としてそうしたことに向けてみることへの議論をしてみる価値はあるのではないか、このように考えております。そこで、現在健全であるといった理由や今後財政が厳しくなったからということではなく、市民のまちづくり意識の向上といったことも目的とするなどといった観点からも地方債について庁内で今までより一層議論をしてみる価値はあると考えておりますが、その点につきましていかがでしょうか、お伺いいたします。

◆成田芳律議員 ありがとうございます。今回今ご説明いただきました、特に住民参加型公募地方債という観点から質問をさせていただきたいと思います。
  この住民参加型地方公募債というのは、ミニ公募債という呼称もあるように、地方債の個人消化、資金調達の多様化、住民の地域参画意識の高揚を図るために2001年度から導入され、その趣旨から当該自治体の住民を対象とし、防災や福祉、教育施設など地域住民への事業への参画意識が高まるよう事業に充当するのが望ましいとありますが、また発行対象及び対象事業を特に限定する必要がないともされております。国内の自治体におきまして行われておりますミニ公募債は、ご説明ございましたように公共施設、教育関係が多く、近年ですとやはり耐震化補強が目立つ形となっておりますが、あくまで市政運営に参加するきっかけづくりということを目的として、額も含め大きな事業ではなく、小規模で済み、かつ市民の皆様が望み、その結果がわかりやすい事業の精査を行うことで参加意識の向上が図れるのではないかと考えております。例えば開発許可等の問題もありますが、自然公園またはそういった環境のある場所でのプロムナード、遊歩道の整備をすることにより、緑と触れ合う、こういったことも可能になるのではないかと考えております。また、あくまで例えばなのですが、ベビーカーの貸し出しをすることによって子育て支援の一助になるように、そうしたことを行ってみることに対しての検討をしてみるのはいかがか。さらに、先日までの質疑の中で校庭、園庭の芝生化について要望をさせていただいておりますが、これに関しての特に問題となることがご答弁の中で芝生の維持管理費についてというのが大きなネックになっているという点も伺いました。この維持管理ということに関しましては、地方債の発行意義の中の一つであります世代間格差の是正、こうした点からも教育施設という点から長きにわたり使用されるものでありますので、検討してみる価値はあるのではないか、このように考えております。当然地方債ですので、利率の問題でしたり、起債せずとも事業を行える、そういった場合におきましては、その意味では予算の無駄になるということもございますが、起債をするということ自体を四街道市の戦略的な投資としてそうしたことに向けてみることへの議論をしてみる価値はあるのではないか、このように考えております。そこで、現在健全であるといった理由や今後財政が厳しくなったからということではなく、市民のまちづくり意識の向上といったことも目的とするなどといった観点からも地方債について庁内で今までより一層議論をしてみる価値はあると考えておりますが、その点につきましていかがでしょうか、お伺いいたします。

◆成田芳律議員 ここで、私も直ちに地方債を発行すべきだ、このように考えているわけではございません。なぜミニ公募債の議論をと申しますと、一般会計予算、また特別会計予算につきましてはその額、範囲を理解するに余りに多岐にわたっております。そして、これは市民の皆様が税金をきちんと使用しているのかについて確認するには大変な時間と労力を要することとなります。だれが支払った税金がこの部分に使われているということでもありませんし、また全体のバランスの中で各種の事業を展開しているという点からも、直ちに適正な予算措置であるか否かの判断は難しいという実情もございます。そこで、個別的な用途のために講じられた地方債という形をとることによりましてその内容についてがその範囲となる中で、やり方や、またその結果において適正に運営がなされているかという判断をするきっかけづくり、これにつながるのではないかと、こう考えております。そして、それがひいては四街道づくりの参画への一助になるのではないかとまた考えておりますので、繰り返しにはなりますが、直ちに増額発行すべきでしたり、そういった点ではなく、さまざまな点から市民参加、その思いがある人の掘り起こし、こういったことを検討していただきたいと思い、質問をいたしました。
  また、そうした出資型でしたり、債券につながることですが、そうしたことを議論することによりまして社会的企業が行われる土壌ができるのではないかと考えております。社会的企業につきましては、改めまして質問をさせていただきたいとは思いますが、私は四街道市におきまして十分にその実現可能な資源、またノウハウがあると考えておりますので、改めまして質問をさせていただきます。
  ②の予算編成についてですが、ご説明をいただきました財政見通しに加えて事業の精査を図るというご答弁がございましたが、やはり市民サービスを低下させるわけにはいかない。だがしかし、予算は削らなければならない状況ではあるということは、必然的に来年度に出される予算案につきましては質の向上が図られている予算編成になるという認識を持ってよいのかどうかお伺いいたします。

◆成田芳律議員 よろしくお願いいたします。
  ③の事務事業選定についてですが、まずご答弁の中で外部評価の導入という点がございました。ですが、現在の当市が行っております行政評価というものは事後評価でありまして、事業仕分け、それは予算編成を目的とした事前評価であります。そこで、今後検討する外部評価をどのように考えていらっしゃるのかお伺いいたします。

◆成田芳律議員 結果として市民生活、福祉の向上につながるようしっかりとした評価制度の確立をお願いいたします。
  現在報道されております国における事業仕分けでございますが、今回が初ということではなく、昨年文科省で事業仕分け行っておりまして、その成果を上げております。ですが、一つの省ではなく多岐にわたる事業仕分けをしたことは今回が初めてですので、それゆえメディアにもよく出ておりますし、また高く評価されているのではないか、こう認識しております。ご答弁のとおり事業仕分け、それ自体について外部評価委員選定、委員の選定、それ自体についてどのように行うのか、どの程度時間を使うのか、またそれについての専門知識をきちんと有しているのかどうか、こういったさまざまな点があるのも事実です。
特に自治体におきまして厳密な意味でいきますと無駄な事業を探すというのは大変難しいのではないか、こう考えております。と申しますのは、ある事業において恩恵を受ける方がいないという事業が無駄であるとするならば、その意味での無駄な事業を探すほうが難しい、こういった考え方も存在するからです。そしてさらに、行政として無駄だからもうやらない、これは国の場合ですと議院内閣制ですので、それが選挙によってその方針がなされるでしたり、そういったこともございますが、自治体においては二元代表をとっておりますので、そうしたことからも簡単に説明がつかない、こうした問題点も挙げられると考えております。
  そこで、事業仕分けが現在メディアでしたり、さまざまな関心事として取り上げられてはおりますが、そうしたものの前に業務の棚卸し、これについて検討してみるのはいかがかなというふうに考えております。自治体におきましては、仕分けと棚卸しについてはほぼ同義で使用がなされておりますが、ここ自体も私の推論にはなってしまいますが、もともとは事業内容の検品の色合いが強い、内容についての精査をする棚卸しという作業から各事業の可否、つまり事業を行政として行う、行わないという作業へとその形を変えたことにより、仕分けという表現が広く使用されたのではないかというふうに推論しております。その棚卸しですが、各自治体におきまして現在行われております事務事業について、ある目的を持ってなされるものではありますが、それに対し目的を達成するに当たり、その事業が適正なものであるか、また当該事業をするに当たり、そのやり方を段階的に把握、分析することにより、手法についての適正か否か、さらにもっといいやり方があるのではないかという議論の準備態勢ができるからです。例えば市民が安全に生活できるようにするといった大目標を設定した場合、その下位目標として安全に移動できる、こうした下位目標を設定する。その手段として道路整備をするといった段階的な整理をして、その道路の整備をするという手段としてどのようにすれば整備できるのかについての設定をいたします。そして、それには何が必要か、また整備が必要になるかどうかを見回るに当たり、どのような体制で、またどのように行うのか、それに必要なものは何か、こうしたことを明確化することによりまして、設定した目的自体が行政として適正なものであるか、別のやり方がないのか、こういったことについて精査することが可能となると考えております。現在約800の事務事業が当市においてはありますが、それら全部というわけではありませんが、そうした棚卸しをすることにより、短期的には事務事業、ふだんの仕事に加えて行うこととなりますので、作業が増えてしまうということもありますが、一度そういったものが作成されるとなるといい意味での業務のマニュアルといった点もできることもありますし、またそうしたことによって別の方法についての発見、議論もなされるきっかけになるのではないか、こう考えておりますので、またそれによってそうすることが、一度作成することによりまして長期で見れば職員の負担軽減につながることがこの棚卸しの成果として導入自治体においては報告されているところが多々ございますので、そうしたことも踏まえ、庁内で調査研究をしていただければと考えております。
  2番の生活基盤のインフラ整備についてですが、吉岡線の整備、それ自体とは異なりますが、確認の意味を含めて和良比にあります消防用地に現在の本部機能でしたり、消防署の移転計画、こうしたものについて確認をさせていただきたいと思います。

◆成田芳律議員 ありがとうございます。救急、消防につきましては、市民の生命、財産を守る、こうしたことから全体のバランスを考えて行動計画等を行っておられると考えております。そこで、吉岡線の整備に伴いまして関連質問とさせていただきたいと思いますが、ないことにこしたことはありませんが、鷹の台地区におきまして出動要請が出た場合、旭分署からさまざまなルートはございますが、当該路線についても使用して、また整備がされることによって到着時間が短縮するというふうに私は認識しておりますが、そのような認識でよいかについてお伺いいたします。

◆成田芳律議員 ありがとうございます。9月議会におきまして、鷹の台地区から消防、救急に対しての要望が可決されておりまして、同会派であります宮崎議員、岡田議員、そして私も賛成させていただきました。このように問題解決の抜本的とまではいかないまでも時間の短縮にはつながるという認識を持っていらっしゃる。こうしたことにつきまして要望書が提出され、可決もされておりますことからも、鷹の台地区の方に、この路線が完成することによって時間の短縮につながり、消防、救急体制の強化が図れるという認識を持っているので、そういったことをご説明していただければ、このように考えております。また、一日も早い整備完了のため、市といたしましても一層のご努力を、主体が県、市ではないとはいえ、市としてできること、要望活動でしたり、そういったことを今後ともしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
  3の四街道市のあり方の四街道市といえばについては、さまざまな考えがあろうかと思います。ですが、市といたしましてどのように、また何をもって四街道らしいかということを共有できる状態にする必要があると考えております。それは、コミュニティーの熟成度であるか、自然環境をどう生かし、保全されているか、またはある産業が広く発信されているか、ある文化的行事が大変価値の高いものであるか、それぞれは大変重要なものであり、かつ四街道らしい、四街道といえばということはできます。ですが、対外的にも四街道のすばらしさを発信するためには焦点を絞ることもまた大事であると、こう考えております。時間の関係からもこの点につきまして改めて質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  最後に、職務代理者副市長のご答弁からも小池市長の容体についてご説明ございました。現在リハビリに励まれているということでございますが、ゆっくり焦らずに元気に回復されますことをご祈念申し上げまして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。

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