ちょっと待ってください


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2010年12月20日

拝啓
経済財政担当大臣殿

年収1500万円は金持ちではない。中間所得者だ。

とおっしゃいました。
金持ちの定義それ自体については色々あるとは思います。

そして、民間でより多くの富を得る事についても
否定はするものでもありません。

「金持ち」とは呼ぶことが難しい等
その上限であるというのであれば、
百歩譲って議論の余地があります。

ですが、1500万円という数字は
日本国内全体で1.2%の50万人しかいません。

このような認識で政治をおやりになっていることに対し、
私は大変ショックを受けております。

国と地方においては確かに歳費等も異なりますが、
「議員」という立場からも、とても容認する事ができかねます。

簡単にご発言なさっていらっしゃいますが、
議員は金持ちで、感覚がずれていると感じる事は
決して不自然ではありません。

購入したい書籍が今現在少なくとも4冊はありますが、
来月以降にまわそうとしている地方議会議員もいるのです。
歳費で収入ではありませんが、いずれにしても
その半分以下であります。

そしてそれ以前に多く(ほとんど)の国民は、1500万円という
年収はございません。

「中間」の定義によっては、例えばいわゆる富豪と
呼ばれる方から見れば確かにそうかもしれません。

ですが、やはりご自身のお立場からは、
中間とは平均という意味合いに認識される
事は、簡単に推測できないでしょうか。

更に可処分所得(食費を含む生活費等を抜いた所得)を考えば、
1500万円と例えば750万円では
2倍ではきかないのです。

そして750万円でも平均よりはかなり多い金額です。

今年収750万円といえば、どれだけの方が
その仕事をしたいと思いますか?

それ以前に仕事をしたいけど就くことも難しい
現状をご存知ですか?

雇用ミスマッチ論が流行っていますが、果たして
事はそんなに簡単でしょうか?

貴方の周りでは今なおバブルが続いているのでしょうか?

国民の生活が第一との事ですが、
国民の現状をご存知でしょうか?

猛省という言葉では済まない事を
ご認識いただきたく思います。

また、ご自身が何をすれば
「国民の生活が第一」になるか、
ご存知だと切望しております。

一日でも早いご決断と行動をご期待申し上げます。

                            敬具

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