平成20年6月議会一般質問2


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2010年08月31日

◆成田芳律議員 細部にわたりましてご丁寧なご答弁をありがとうございました。順次再質問をさせていただきたいと思います。
  1、計画行政の①、財政の健全化についてでございますが、現在そういった数値の中では近隣と、類似団体と比べて健全であるというようなご答弁がございました。自治体財政健全化法でしたり、バランスシートなど近年行政の財政状況を示す、そういった法整備がなされておりますが、それというのは数字が出ているからいいというわけではないと思っております。先ほど来より民間の感覚ということが多岐にわたりございましたが、例えば民間でしたら出せばいいではとどまらないと思うのです。市でいいますと、市民の皆様がそれについて内容を理解できる、またその恩恵を享受できる、ここができて初めてできたという終着点だと考えておりますので、例えば各種出されるであろう数値に対しまして、市民の皆様に対して、よりわかりやすく工夫をして公表する必要性があると考えますが、その点につきましていかがでしょうか、お伺いします。

◆成田芳律議員 ありがとうございます。ぜひ例えばホームページでしたら、見た方がきちんとその内容について理解できる、こういったことを徹底して今後一層ご努力いただけたらと考えております。
  続きまして、②の幅広い市民参加についてでございますが、幅広い市民参加という中で、特に若い世代への行政のかかわりについて多くの自治体で検討をされております。例えば千葉県教育委員会では、千葉県キャリア教育推進協議会の選定に若者の枠を設けております。また、不登校の子供やその親を支援する長野県教育委員会の子どもサポートプラン推進会議におきましては、15人の委員のうち実際に不登校を経験した10代、20代の若者5人が委員に委嘱され、25歳の方がその会の会長となっております。四街道市におきましても市長インターンシップが行われておりますが、これも一つの若者参加の形ではないかと考えております。そこで、幅広い市民参加に関しまして、会議ごとに目的があり、その中で考慮されているとのことでございますが、多くの会議、特に計画を策定する、そういった会議におきまして一層ご考慮をいただけたらと思います。ですが、実質問題といたしましては、枠を設けましても応募する人がいないでしたり、そういったことも諸問題として挙げられておりますが、参加しやすい環境、例えば開催の時刻や曜日、こういったことも改めてご検討いただきながら、ご議論いただけたらと考えております。また、来年から裁判員制度が始まりまして、これは対象が20歳以上となっております。こうしたことからも、すぐにということは難しいかもわかりませんが、よりかかわるといった、この観点からもぜひ先駆けてご検討いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
  ③の調整池につきましてですが、実際としましては難しいということがございますが、それの中の一方であくまで防災のための施設、これは調整池をご存じの方はほとんどの方が主たる用途の目的は存じていると思うのですが、何かそういった草刈りの要するといった、そういった場所を、例えば調整池が必要になるような場合には当然そういったところには行かないと思いますので、そういったところの活用につきまして、ぜひいま一度ご検討いただけたらと考えております。
  続きまして、2の社会保障の①、後期高齢者医療制度につきましては、制度そのものに対しましての異論がございますほか、また保険料が一体幾らであるのか、そういったことなど実際に混乱が起こっているということも事実でございますので、保険料策定の計算式それ自体はもうできておりますので、例えば市のホームページで実際、では自分は幾ら保険料を払わなければならないのか、こうしたことが数字を入力すればすぐ出るような形で、わかりやすい形でホームページでしたり、そういった提供をしていただけたらと考えております。
  ②の障害者支援につきまして、再質問をさせていただきたいと存じます。まず、この再質問に際しましてですが、議長よりあらかじめパネルの使用につきましてお許しをいただいておりますので、よろしくお願いいたします。このパネルについてでございますが、それぞれ障害者という、害という漢字について記載をいたしたものでございます。この障害者の現在使われております害という漢字につきましては、1949年の身体障害者福祉法の制定を機に一般的に使われるようになりました。その以前より使われておりましたこちらの障碍の碍という字が当用漢字の制限を受けていることから使用できないため、同じ音読みとして現在使われている害という字が当てられたとされております。もともとのこちらの碍という字は、いしへんに疑うでございまして、大きな岩を前に人が思案し、悩んでいる様子を示したものでございまして、妨げなどの意味を持つ障と同じ意味の礙を重ねたものであったとされております。実際におきまして、害という漢字の使用を不快に思うとの主張がある一方で、漢字を平仮名に変更する、その議論自体を無意味あるいは不快と考えるといった、さまざまな議論がございます。ですが、漢字が人に与える印象に気づき、今までより一層考えるきっかけになればと考えまして、障害者の害という表記の変更について検討すべきと考えております。今定例会におきましても私を含め、後期高齢者医療制度に対しまして、多くの質問が上げられております。この後期高齢者という呼称に対して大変異論が高く、4月早々長寿医療と、その呼称の変更をしているほどでございます。県内におきましても成田市では法令名、法定の制度の名称、他の機関の名称などの固有名詞、人の状態をあらわすものでないものにつきまして表記の変更を行っております。ぜひもともとの意味から離れている、現在使用されている害という漢字の表記の変更をするべき、また現在使われている害という漢字の使用を避けるべきと考えておりますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。

◆成田芳律議員 県内におきましても、今のご答弁にございましたとおり、実際には変更を行っているところが多々ございます。ですので、計画の県の議論を受けてではなく、四街道市として主体的にご議論いただけたらと考えておりますので、強く要望させていただきたいと思います。
  3点目の環境保全、①、市内の美化及び自然環境の整備についてでございますが、河川を中心とした水辺環境を保全していくことは四街道市の豊かな自然環境を維持していく上でも、河川の汚れは、河川が主要な雨水排水路となっておりますことからも、生活雑排水の流入や不法投棄によるものなどが大きな要因として考えられております。これは、先日の岡田議員の質問にもございましたとおり生物多様性とも関係してくることでございますが、これ以上人為的な汚染による河川の汚濁や自然破壊を防止するためにも、現在行っている河川清掃を初めとして、生活雑排水対策などの施策をさらに充実させて、水辺環境の保全を図っていただけたらと考えております。
  続きまして、②番、不法投棄の現状と対策についてでございますが、まず割れ窓理論というものにつきまして申し上げさせていただきたいと考えております。この理論は、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで凶悪な犯罪を含めた犯罪を抑止するとする環境犯罪学上の理論でございまして、アメリカで考案されております。内容につきましては、建物の窓が割れているのを放置すると、だれも注意を払っていないという象徴になり、やがてほかの窓も間もなくすべて壊されるとの考え方を総称してこの名称となっております。国内におきましても北海道の一部などで導入され、その効果も実証されております。廃棄物の不法投棄を防止することはなかなか困難であるということも実際としてあると思いますが、ですがこの割れ窓理論に基づきまして、雑然とした人の目の届かない場所をなくすことが必要ではないかと考えております。このため監督業務の強化によりまして、不法投棄の早期発見、早期対処をしていただくことも有効であると考えます。そこで、1つ提案と申しますか、ぜひご議論、ご検討いただけたらと考えておりますのが監視カメラの導入についてでございます。昨今の犯罪捜査におきましてもその有用性は実証されておりますし、また既に導入した自治体では不法投棄に対する効果が出ていると伺っております。監視カメラと申しますと、プライバシーの兼ね合いでしたり、そういった観点から強い反論、異論が出ようかとは思いますが、そうではなく、例えば万引き防止のために商店が防犯カメラを設置している、それと同じ認識としまして、あくまでそうした犯罪が起こりそうである場所、また不法投棄されそうである場所、またそういった場所が特定されているのであれば、そういった場所に対して監視カメラを導入すべきかどうか、こういったことをぜひご検討いただけたらと考えております。
  4、安心、安全の①、高齢者虐待防止対策につきましては、現在私たちがこうした生活を享受できておりますのが諸先輩方の並々ならぬ努力の結果でございます。この恩をあだで返すことのないよう法整備だけでなく、今後とも一層のご努力をご期待申し上げます。
  ②の地震対策についてでございますが、市域を超えてアナウンスされるので、実際は難しいというご答弁をちょうだいいたしました。そうであるのであれば、例えば千葉県として、また国として万が一があった後では何のための予防なのか、こういったことも考えられますので、ぜひそういった協議をしていただけたらと考えております。また、2007年の2月の9日から一部の自治体で運用が開始されております全国瞬時警報システム、通称ジェイ・アラートというものでございますが、四街道市もぜひ早急にこのシステムとの連動を図っていただけたらと考えております。そして、この安心、安全ということについてでございますが、市長がよくおっしゃる中に危機管理といった言葉がございまして、これは私も大変大切なことであると認識しております。現在の四街道市におきまして、危機管理マニュアルを整備するというお話を伺っておりますが、このマニュアル策定に対しましてどのように対処する、そういったことだけではなく、事後の対処、つまり市民の皆様へのセーフティーネット、こうしたことをご考慮いただきながら、策定を進めていただけたらと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  5項目めの市内産業の振興についてでございますが、農業大学を林業だけでなく、他分野においても活動なさっていく予定であるというお話、ご答弁をちょうだいいたしましたので、それとあわせて年間日数の増、カリキュラムの増などもあわせてご検討いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
  商業振興につきましてのよつカードでございますが、このよつカードの発展性といたしまして、市それ自体が1次業者としてこのよつカードに参入し、商品を買ったときにポイントがつく、こうしたことだけではなく、例えばボランティア活動でしたり、そういったことに市が一定のポイントを付与と、そういったことはご検討いただけますか、お伺いさせていただきたいと思います。

◆成田芳律議員 ぜひよろしくお願いいたします。よつカードに関してですが、TMO事業はいわゆる地域通貨とともに全国的に一時大変取りざたされ、その後野放しにされているのではないか、こう思えてしまうところも多々ございます。ですが、このよつカードでしたり、そういったものは、研究を重ね、発展する可能性があるのではないかと考えまして、ご要望させていただきました。
  6の国体の受け入れ態勢につきましては、市長みずからのご答弁いただきまして、ありがとうございます。この中で歓迎する意味合いで市内の装飾につきまして、四街道インターチェンジでしたりで花を植える予定をなさっているとのことでございますが、市内に入るに当たりまして、とても第一印象がよくなることと考えておりますので、関係機関との連絡調整をしていただけるよう要望いたします。
  多岐にわたり質問、要望させていただきましたが、以下未来へ向けた力あるご議論なされますことをご期待申し上げまして、私からの質問とさせていただきます。ありがとうございました。

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